第1章 5文型 ― Lesson 1: はじめに
さて、英文法のレッスンは、まず5文型からです。
5文型、すごく大事です。
5文型の重要性は、いくら強調してもしすぎではありません。
SVO だとか SVOC だとか言われただけでもうやる気がなくなる……っていう人、多いと思いますが、どうか我慢してください。
ていねいにやりますから。
文型がわかれば、あとが格段に楽になります。
受動態の理解が曖昧なのも、分詞や不定詞がいまいちすっきりしないのも、関係詞がよくわからないのも、文型をきちんとやっていないからだと私は思ってます。
ある意味、文型は英語のハートそのものです。
だって、文の組み立て方なんだから。
それをまずやらなくてどうしますか。
最近は、文型、不人気です。
高校でも文型に割く時間がどんどん減っています。
もうやってない学校もあるかもしれません。
だから余計にわからなくなるんでしょう。
でも、私に言わせてもらえるなら、文型は何よりも重要で、文型がわかるようになるまでは、半年でも1年でもやり続けるべきだと思っています。
英語のセンテンスは、原則的に、すべて5種の文型に分類することが出来ます。
たった5つです。
日本語よりもはるかに明快に、英語のあらゆるセンテンスは、5種類のうちのいずれかに分類できるんです。原則的には。
3種類でいい、という意見もあるし、6つとか7つとかに分けるべきだという学者さんもいますが、私は5つが好きです。
5つでいきましょう。
5文型でつまづく人はたくさんいます。
文型がわからないのは、たぶん「句」や「節」がわからないからです。
句や節がわからないのは、品詞の理解があいまいな場合がほとんどです。
そういうわけで、まずは品詞をざっと確認することから始めたいと思います。
面倒がらずに、ていねいに、じっくり行きましょう。
急がばまわれ、です。
どんな英文を見ても、5種類のうちのいずれかに頭のなかで瞬時に分類できる……
そうなったらもうこっちのもんですよ。
文型は基礎の基礎です。
基礎は何よりも大事。
では、次回から順を追ってていねいに進めたいと思います。
( Lesson 2 につづく)